川端康成スタディーズ 21世紀に読み継ぐために 編集 坂井セシル/紅野謙介/十重田裕一/マイケル・ボーダッシュ/和田博文|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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新刊
2017年3月17日

川端康成スタディーズ 21世紀に読み継ぐために
編集 坂井セシル/紅野謙介/十重田裕一/マイケル・ボーダッシュ/和田博文

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本書は二〇一四年にパリで開催された、川端康成に関する国際シンポジウムをもとに、日本をはじめヨーロッパ・アメリカ・アジアの研究者が、文学・美術・映画など多様な観点から川端を分析した論考を集めたものである。副題にあるように、21世紀の今日、川端文学をどのように再読し、再解釈していくのか、川端におけるモダニズムと伝統主義の両方を批評的な神話と捉え、それらを超える視点を模索している。


巻頭にはシンポジウムで発表された多和田葉子氏の創作的批評「雪の中で踊るたんぽぽ」を収録。また四方田犬彦氏の特別寄稿「『伊豆の踊子』映画化の諸相」も収めている。論考の他には「川端康成原作映画事典」や、各国での川端作品のこれまでの受容と最新動向を紹介したコラムも入れられており、充実した内容となっている。
(A5判・三一二頁・三二〇〇円・笠間書院)
2017年3月17日 新聞掲載(第3181号)
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