第15回 『このミステリーがすごい!』大賞 贈賞式開催|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
読書人よ、集まれ!

トップページ

特集

書評

連載

コラム

ニュース

読書人とは

  1. 読書人トップ
  2. ニュース
  3. 受賞
  4. 第15回 『このミステリーがすごい!』大賞 贈賞式開催・・・
受賞
2017年3月24日

第15回 『このミステリーがすごい!』大賞
贈賞式開催

このエントリーをはてなブックマークに追加
左から桐山徹也、柏木伸介、谷原章介、岩木一麻、三好昌子の各氏
3月13日、東京・品川プリンスホテルにて第15回『このミステリーがすごい!』大賞の贈賞式が行われた。今回は応募総数449作品の中から大賞に岩木一麻著『がん消滅の罠 完全寛解の謎』が選ばれ、また優秀賞に柏木伸介著『県警外事課 クルス機関』、三好昌子著『京の縁結び 縁見屋の娘』がそれぞれ受賞した。

贈賞式でプレゼンターを務めた俳優の谷原章介氏は「本を読むことは日々のストレスを晴らすことに欠かせません。『このミス』に選ばれた作品は、本来ですと日々の生活を忘れるために読んでいるんですが、いつの間にか生活の中心になってしまうような面白い作品が多くて期待していると同時に僕を悩ます存在です」と語った。
大賞を受賞した岩木氏は「この賞の大先輩である海堂尊先生はご自身の専門である死亡時画像診断を、『チーム・バチスタの栄光』をはじめとするシリーズで繰り返し登場させることで認知度を高めています。私はがん研究センター、放射線医学総合研究所でがんの研究をしています。海堂尊先生が放射線医学総合研究所に所属していることもあって、海堂先生に憧れていました。自分はがんのことを世の中の方に広く知ってもらいたいと思って小説を執筆しました。今は日本人の二人に一人ががんになる時代で、がんは比較的ありふれた病気です。ところが多くの方は、がんは死亡する病気、と漠然としたイメージを持っていて、がんについてあまり知らないというのが私の実感です。小説を介してがんに関する知識を自然に身につけてもらえたら、少しはがんの治療をされている方々が生きやすくなるのではないかと考えています。これからも世の中にあまり知られていない問題を作品の中で取り上げていけたらいいなと思っています」と受賞の感想を述べた。

大賞受賞作は今年1月12日の発売後、贈賞式の時点で3刷16万部、優秀賞も3月4日に宝島文庫として発売し好評を得ている。また受賞には及ばなかったが将来性を感じるとして、桐山徹也『愚者のスプーンは曲がる』、志駕晃『スマホを落としただけなのに』の二作品は編集部推薦の「隠し玉」として4月6日に発売予定。

2017年3月24日 新聞掲載(第3182号)
このエントリーをはてなブックマークに追加
受賞のその他の記事
受賞をもっと見る >
文学 > 日本文学 > ミステリー関連記事
ミステリーの関連記事をもっと見る >