ガンダム世代|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」

トップページ

特集

書評

連載

コラム

ニュース

編集室から
2017年4月20日

ガンダム世代

このエントリーをはてなブックマークに追加
ガンダム世代である。

今回、当時のガンダムは今でいう神アニメで、今なお、その輝きは失われていない。今回、その「1tsガンダム」の作画監督で、アムロやシャアに魂を吹き込んだ安彦良和さんにお会いできることになり、緊張して臨んだが、やはり「1tsガンダム」に強い影響を受けたという杉田俊介さんとの素晴らしい対話の現場に立ち会わせていただいた。

インタビューの中で安彦さんが大事にされているという吉本隆明さんの言葉も教えていただいた。精神の自由な跳躍と深い内省、磊落で人間味豊かな安彦さんのお人柄に魅了されてしまった。予定時間いっぱいまでお話しくださった中で、松本健一さんと北一輝の話題になった。生前の松本健一さんと親しく交流されたという安彦さんは、「北一輝のことも松本さん経由でずいぶん読みました。特に好きなのが北一輝のフェミニズム。男女同権じゃなくて、“男がするような荒い仕事を女にさせるくらいだったら、神は女性をこんなに美しく繊細に造らない”と、すごくいいフェミニズムだと思うし、松本健一さんもロマンティストでそういうところが好きだったんでしょうね」。かくいうご自身も大のロマンティストであるに違いない。 (T)
2017年4月14日 新聞掲載(第3185号)
このエントリーをはてなブックマークに追加
文化・サブカル > 文化論と同じカテゴリの 記事