第81回 春が来た!|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」

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本の国へようこそ
2017年4月18日

第81回 春が来た!

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さくらが咲いて、山は笑い、草が青み、コンクリの隙間からも可憐な花々が顔を出す。あぁ!春が来た! 入学式や入社式、街ゆく人々の動きにも、心なしか活気を感じる季節。今回は、春の到来を喜び、植物たちの命に目を止める、そんな四冊をお届けします。

くまさん
まど・みちお詩 ましませつこ絵24頁・900円こぐま社
〈はるがきてめがさめてくまさんぼんやりかんがえた〉。冬眠から覚めたくまさんと共に巣穴を飛び出せば、春の山のいいかおり、草花のいろどりを感じます。〈そうだぼくはくまだった〉。春のよろこび、生きるよろこび。小さいけれどふっくら大きい絵本です。


春の妖精たち スプリング・エフェメラル
奥山多恵子文・絵40頁・1300円福音館書店
雑木林に、雪どけを待ちかねていち早く姿を現す、スプリング・エフェメラルと呼ばれる草花の仲間たち。華奢な草花たちは、木々が葉を広げる前に光を浴び、短期間で地上から姿を消す。春から春へ、植物たちのドラマを美しい絵で活写。森林に行きたくなる一冊。


写真でわかる 雑草の呼び名事典
亀田龍吉写真・文128頁・1500円世界文化社
街中で出合える、春夏秋の草花を、分かりやすい写真と説明に、名前の由来も加えて伝えます。これまで雑草と一括りにしてきた花も、一つ一つ名前を知ることで、愛らしさと近しさが増すような。読み物としても、街歩きのお供にも楽しい実用的な事典です。


根っこの こどもたち 目を覚ます
ヘレン・ディーン・フィシュ作/ジビレ・フォン・オルファース絵24頁・1333円童話館出版
春が近づくと、地面の下で根っこのこどもたちが目を覚ます。女の子たちは色とりどりの服を縫い、男の子たちは、虫たちの体に美しい春の色を塗ってやり、地面に上で花のこどもとなって踊ります。美しい自然、春の喜びが詩的に表現され、読者も心が踊る本です。



銀座教文館
子どもの本のみせ ナルニア国
℡03―3563―0730
◎選書=ナルニア国・菅原幸子さん
以下のオンライン書店でご購入できます
2017年4月14日 新聞掲載(第3185号)
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