原 宏一著 踊れぬ天使 佳代のキッチン|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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新刊
2017年5月23日

原 宏一著 踊れぬ天使 佳代のキッチン

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調理用の機具を積み込んだキッチンカーで全国を流浪する佳代は、辿り着いた場所で地元の人と交流しながら、持ち込まれた食材で料理を作る〈調理屋〉をなりわいとしている。
そんな彼女のもとには、行く先々で何やらワケがありそうな人物が集まってくる。

毎日大量の魚を持って50人分の調理を依頼してくる疲れた感じの主婦。
荒廃した茶畑を再生させようと奮闘する脱サラ青年とその妻。
日本全国をロードバイクで放浪する若い女性。
人懐こさと明るさの背後に深い悩みを抱えているような日系ブラジル人女性。
いまでは落ちぶれてしまったジャズピアニスト。
再婚を望みながらも悩む移動スーパーを営む子連れの母親…。

佳代にとってはどうしても放って置くことが出来ない人ばかりだ。そして「おせっかいの塊」と弟に揶揄されるほどの佳代の親切心が発動する。

全編いかにも美味しそうな料理が散りばめられ、その味が人の心を癒やし、幸せへと導いていく。
人気シリーズ「佳代のキッチン」第三弾。
(四六判・三〇八頁・一六〇〇円・祥伝社)
以下のオンライン書店でご購入できます
2017年5月19日 新聞掲載(第3190号)
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