松本 穂高著 歩いてわかった 地球のなぜ!?|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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新刊
2017年6月13日

松本 穂高著 歩いてわかった 地球のなぜ!?

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旅に出掛けると様々な発見や疑問に遭遇する。山で、海で、街で、それぞれの素晴らしい風景に感動し、そこで考える。どうしてこんな景色が形づくられたのだろう? 
そんな旅先での疑問に、「自然地理」を軸に解説してくれる著者は、世界三十カ国以上にでかけフィールドワークを行なった高等学校の地理の教員。
アジア、ヨーロッパ・アフリカ、アメリカ大陸・オセアニア、日本の地域の四章に分け、五十一の疑問を設定する。なぜヒマラヤ山中に水の都が存在するのか、なぜ石油は砂漠の地下に眠るのか、なぜパリの都心は明るいのか、なぜ海面より低い土地があるのか、なぜ知床に流氷が押し寄せるのか、なぜ伏見の酒はうまいのか……、風景の中に潜む素朴な「なぜ」について地図や図版を交え授業のようにやさしく教えてくれる。
目に見える景観が成立する過程には、地質などの自然環境が出発点となり、その上で人間の営みがあり文化に発展し歴史となる。疑問に触れ、それを解決することでより風景を楽しむことができるのではないだろうか。
また、本書で使用されている写真はすべて著者撮影によるものだとか。自然を見る目を磨くことの大切さも同時に学べる一冊に。
(A5判・二三二頁・一八〇〇円・山川出版社・TEL:03・3293・8131)
以下のオンライン書店でご購入できます
2017年6月9日 新聞掲載(第3193号)
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