アート集団「ラ・マシン」初の公式本『ラ・マシン カルネ・デ・クロッキー』 玄光社より刊行|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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出版メモ
2017年6月20日

アート集団「ラ・マシン」初の公式本『ラ・マシン カルネ・デ・クロッキー』
玄光社より刊行

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フランソワ・ドゥラロジエール著、富原まさ江翻訳『ラ・マシン カルネ・デ・クロッキー 写真とデザイン画集』が玄光社から刊行された。
A4判・152頁・本体3600円。

「ラ・マシン(La Machine)」は、機械を劇団などに提供したり、独自に製作した動く機械式の巨大人形を使ってパフォーマンスするフランスのアート団。
リヴァプール:通りでパフォーマンスする「レ・アレニエ・ジェアント(巨大クモ)ⒸMatthew Andrews
もとは仏の有名劇団ロワイヤル・ド・リュクス等のために人形制作を行っていたが08年からパフォーマンスを開始し、09年に来日、横浜赤レンガ倉庫付近でパフォーマンスを披露した。巨大マシンの制作には、完成までに30以上の専門技術を駆使し、作品には木材、革、鋼鉄、銅、真鍮など人間の皮膚と同様に経年変化する素材を使う。
「ラ・マシン」初の公式本となる本書は、謎に包まれた彼らの素顔と<生命を持つマシン>誕生の舞台裏を、創作者フランソワ・ドゥラロジエール自身が解説する。
(表紙)は木製の皮膚と鋼鉄の外枠で建造された動く彫刻
「ル・グラン・エレファン(巨象)
「生命体は複雑だ。よく観察して構造や動きを把握することはできても、その動きを模倣し、本物そっくりの外見を作ろうとして成功した例はない。
作り物が本物に適うわけがないのである。だから僕らは生命体のコピーではなく、その内部の仕組みにヒントを得た作品を制作している。
その後、自然主義的な表現でいうところの新たな秩序を考え出すのだ。<生命を持つマシン>の新たな秩序を。(序文より)」

玄光社TEL:03・3263・3515
2017年6月16日 新聞掲載(第3194号)
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