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文庫日和
2017年6月27日

上州すき焼き鍋の秘密 関八州料理帖 倉阪鬼一郎

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「鮑もどきとふくら鯛」「深川飯玉子とじ」「すき焼き鍋」「上州うどん」「沼田だんご汁」……とおいしそうな章タイトルが並ぶ。
八州廻りの藤掛右京は現在の関東地方にあたる関八州のどこへでも出かけて悪人を取り締まるのがつとめ。しかし、秘密のもう一つの顔は、小料理屋「八味」のあるじ。
江戸に戻ると包丁を振るって八州廻りで食した土地の名物を作る。
あるとき右京らは、下仁田で上州にひそかに伝えられた料理を振る舞われる。醤油と味醂の甘めのだしに、春菊と白滝、そしてひそかに飼育された上州肉。
上州沼田領を治め九三歳まで生きた長命の真田信之と、隣接する高崎領を治めた井伊直虎の養子・井伊直政に由来するという。そして…牛鍋を契機に、上州の凶賊のたくらみを暴き、江戸に潜伏する凶盗団の捕縛へ! 右京の鮮やかな活躍とうまい料理に舌鼓。史実を織り込んだフィクションです。
(六四〇円・二九七頁・宝島社文庫)
この記事の中でご紹介した本
上州すき焼き鍋の秘密 関八州料理帖/宝島社
上州すき焼き鍋の秘密 関八州料理帖
著 者:倉阪 鬼一郎
出版社:宝島社
以下のオンライン書店でご購入できます
2017年6月23日 新聞掲載(第3195号)
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