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漢字点心
2017年7月11日

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今日は、二〇一七年七月七日。となれば、「七」を取り上げるしかないだろう。

「七」は、古代文字では縦線と横線が交わっただけの、「+」のような形をしている。そして、この形は「ものを切る」ことを表しているのだと、漢字学者は説く。「切」という漢字が「七」と「刀」の組み合わせでできているのが、その証拠。「ななつ」という数を表すのは、古代の中国語で「ななつ」を表すことばと発音が似ていたことによる、当て字的な用法でしかない、という。

漢字の成り立ちには諸説あることが多いが、以上は、定説といっていい。ただ、「+」のような形がどうして「切る」ことを表すのかになると、辞書によって説明が異なる。「縦に伸びたものを横に切る」のだとか、逆に「横に伸びたものを縦に切る」のだとか。さらには、「十文字型に切りつける」のだとか。

まあ、たいした違いではないのだけれど、なんだかちょっと、残念な気がする。
2017年7月7日 新聞掲載(第3197号)
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