本の国へようこそ 第85回 病気|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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本の国へようこそ
2017年7月11日

本の国へようこそ 第85回 病気

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「夏風邪は馬鹿しか引かない」という言葉がありますが、本当の意味は、冬に引いた風邪をようやく夏に気づく、その愚鈍さを言ったものだそうです。
夏風邪が良くなってきた頃、ナルニア国で「病気に関する本」を選んでもらいました。面白い本ばかりで、読むだけで風邪が治りそうです。
こども世界の民話(上)

全21話中「かしこいおいしゃのやせぐすり」はタンザニアの民話。ふとった女の人が、お医者へやせる薬をもらいに行きました。
するとお医者さん、「あなたは、あと七日しか命がありません」。
女の人はガタガタ震えて、なんにも喉を通りません……さて、真相は?

内田莉莎子・君島久子・山内清子著/鈴木悠子画    
240頁・1845円実業之日本社
あたしも びょうきに なりたいな!

エドワードが病気になりました。
おかあさんはご飯をベッドに運び、おとうさんは冷たいタオルをあてて、おばあちゃんは本を読んでくれます。
エリザベスは「ずるいなあ、もう!」「わたしもびょうきになりたいなあ!」。
そうしたらエリザベスも本当に病気になって…。

フランツ=ブランデンベルク作/アリキ=ブランデンブルク絵/ふくもとゆみこ訳
32頁・1200円偕成社
長い長いお医者さんの話

全9話のうち表題作は、ウメの種を喉につかえさせた魔法つかいマジャーシュに、医者たちが話して聞かせた物語。
その一話目は医者と間違われ、姫の病気を治さねばならなくなった木こりのじいさんが活躍する話。
人には空気と日光が大切なんだ! とっても愉快。

カレル・チャペック作/中野好夫訳
360頁・720円岩波書店
ゲーとピーたぬきせんせいのびょうきのほん

誰もが経験のあるゲーとピー。その仕組みをやさしく解説。
例えばゲーは体に入り込んだ細菌などが、頭の中の「ゲーしれいぶ」(嘔吐中枢)を怒らせたから。
ピーは腸が様々な要因で働きすぎたりするせいらしい。
ゲーとピーにも意味があることを教えてくれます。

毛利子来文/なかのひろたか絵
28頁・900円福音館書店

銀座教文館
子どもの本のみせ ナルニア国
℡03―3563―0730
◎選書=ナルニア国・菅原幸子さん

この記事の中でご紹介した本
こども世界の民話(上)/実業之日本社
こども世界の民話(上)
著 者:君島 久子、内田 莉莎子、山内 清子
出版社:実業之日本社
以下のオンライン書店でご購入できます
あたしも びょうきになりたいな!/偕成社
あたしも びょうきになりたいな!
著 者:フランツ・ブランデンベルク
出版社:偕成社
以下のオンライン書店でご購入できます
長い長いお医者さんの話/岩波書店
長い長いお医者さんの話
著 者:カレル・チャペック
出版社:岩波書店
以下のオンライン書店でご購入できます
ゲーとピー  たぬきせんせいのびょうきのほん/福音館書店
ゲーとピー たぬきせんせいのびょうきのほん
著 者:毛利 子来
出版社:福音館書店
以下のオンライン書店でご購入できます
2017年7月7日 新聞掲載(第3197号)
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