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漢字点心
2017年8月1日

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真夏、カレーの季節の到来だ。

「カ喱」は、本来は中国語で「カレー」のことを表す当て字。近年、日本で使われているのも見かけるようになった。一九九〇年代にハウス食品から発売されていたレトルトカレー、「カ喱工房」あたりが、そのはしりだろうか。

気になるのは、これを「カレー」と読むのか「カリー」と読むのか、ということ。ハウス食品はカリー派で、「カ喱工房」だけでなく、それを引き継いで現在、ハウスから発売されている「カ喱屋カレー」でも、「カ喱」には「カリー」とルビが振ってある。「カリーやカレー」と読めというのだから、相当なこだわりようだ。

たしかに「カリー」の方が、中国語の発音には近い。それに、「カリー」にはレトロな響きがあって、漢字で書き表すのにふさわしい気もする。とはいえ、町のカレー屋さんには、カレー派もいるようだ。どちらが多数派なのか、いつか、調べてみたいものである。

2017年7月28日 新聞掲載(第3200号)
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