窪 美澄著 水やりはいつも深夜だけど   角川文庫|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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近刊セレクト
2017年8月1日

窪 美澄著 水やりはいつも深夜だけど  
角川文庫

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あなたにとって、“家族”とはどんな存在ですか? 本作には、思い通りにならない毎日に不満と不安を抱えた、ごく普通の人たちが登場します。セレブママとしてブログを更新しながら周囲の評価に怯える主婦。仕事で子育てになかなか参加できず、妻や義理の両親から責められる夫。出産を経て変貌した妻に違和感を覚え、若い女に傾いてしまう男。父の再婚により突然やってきた義母を受け入れきれない女子高生など……。当たり前のようにいつも近くにいる“家族”への言葉にできない感情を、著者は見事に抉り出していきます。6つの物語のタイトルには、それぞれ植物の名前が付いています。家族という存在に対する“渇き”を、どうやって潤していくことができるのか。その明確な答えはなくても、各編のラストにはわずかな“光”が差し込みます。そして全編を読み終わったとき、本タイトル「水やりはいつも深夜だけど」の意味が心から理解できると思います。(既刊・五六〇円・KADOKAWA)

この記事の中でご紹介した本
水やりはいつも深夜だけど/KADOKAWA
水やりはいつも深夜だけど
著 者:窪 美澄
出版社:KADOKAWA
以下のオンライン書店でご購入できます
2017年7月28日 新聞掲載(第3200号)
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