『風の電話』風間書房より刊行|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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出版メモ
2017年9月19日

『風の電話』風間書房より刊行

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佐々木格著『風の電話 大震災から6年、風の電話を通して見えること』が風間書房から刊行された。四六判・212頁・本体1800円。

「風に乗せて、会えなくなった人に思いを伝えてください」。震災からひと月後の2011年5月、朝日新聞の全国版に「風の電話」を紹介する記事が掲載された。その日から、「風の電話」を設置した著者の佐々木格さん一家を取り巻く状況が一変する―。

岩手県大槌町・浪板の丘にあるオープンガーデン「ベルガーディア鯨山」には、電話線がつながっていない電話ボックスがある。

本書に「推薦のことば」を寄せた、慶應義塾大学・臨床心理士の矢永由里子さんによると、電話ボックスという守られた一人の空間で黒電話を前にすると、大切な人への思いが湧き上がり、ごく自然に感情が出始めるのだという。本書は「なぜ、風の電話なのか」という問いかけに著者自らが答えることを目的に、その成り立ちから現在に至るまでの活動が著者の言葉で綴られる。著者の背景が描かれることによって、読者は「風の電話」が突然姿を現したのではなく、佐々木さんご夫妻が積み重ねてきた実践にさまざまな人の想いが重なって、「風の電話」が浪板の丘の上に立ち上がったことを知ることになる。
風間書房TEL:03・3291・5729
以下のオンライン書店でご購入できます
2017年9月22日 新聞掲載(第3207号)
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この記事の中でご紹介した本
風の電話 大震災から6年、風の電話を通して見えること/風間書房
風の電話 大震災から6年、風の電話を通して見えること
著 者:佐々木 格
出版社:風間書房
以下のオンライン書店でご購入できます
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