熊谷晋一郎編『みんなの当事者研究』 金剛出版より刊行|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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出版メモ
2017年9月19日

熊谷晋一郎編『みんなの当事者研究』 金剛出版より刊行

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『臨床心理学』増刊第9号熊谷晋一郎編『みんなの当事者研究』が金剛出版から刊行された。B5判・200頁・本体2400円。

「浦河べてるの家」から生まれ、依存症自助グループ・発達障害当事者グループとともに発展してきた当事者研究。第1部の総論「みんなの当事者研究」熊谷晋一郎氏に続く、第2部の対談「来たるべき当事者研究」では、國分功一郎氏と熊谷晋一郎氏が「当事者研究の方法を記述する概念としての中道態の可能性」を探り、中道態がいかに当事者研究を前進させるのかを語り合う。第3部「当事者研究のドライビングフォース」では、向谷地生良氏、信田さよ子氏、上野千鶴子氏らが寄稿。哲学、精神医学、教育学、現象学、社会学的な検討を通じて、当事者研究の歴史的背景や思想史、社会における位置付けを定位。第4部「当事者研究をはじめよう!」では、自閉スペクトラムの当事者であり自身の当事者研究に取り組み、「おとえもじて」を主催する綾屋紗月氏が、10年以上の当事者研究歴のある「べてるの家」と「ダルク女性ハウス」の当事者研究の形式について概観し、これら2つの団体を手本にした「おとえもじて」の実践の試行錯誤について述べる。第5部「ひろがる当事者研究 当事者研究の「実践」」では、さまざまな現場でどのような言葉が生まれつつあるか、その最前線を紹介。最終セクション第6部「当事者研究の進化形態」当事者研究の進化形態」では近未来の医療・福祉を予見、近未来の当事者研究と既存の学術研究との恊働の一端を紹介。当事者研究の過去と現在を包括し、その未来までをも予見していく、みんなでつくるみんなの当事者研究入門ガイド。

金剛出版TEL:03・3815・6661
以下のオンライン書店でご購入できます
2017年9月22日 新聞掲載(第3207号)
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この記事の中でご紹介した本
臨床心理学増刊第9号 みんなの当事者研究/金剛出版
臨床心理学増刊第9号 みんなの当事者研究
著 者:熊谷 晋一郎
出版社:金剛出版
以下のオンライン書店でご購入できます
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