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2017年10月21日

新井 高子編著 東北おんば訳 石川啄木のうた

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東海(ひんがす)の小島(こずま)の磯(えそ)の砂(すか)っぱで
おらァ 泣ぎざぐって
蟹(がに)ど 戯(ざ)れっこしたぁ
東海の小島の磯の白砂に
われ泣きぬれて
蟹とたはむる


東北の歌人石川啄木の歌を、その土地の言葉にして読んでみる。岩手県大船渡の「おんば」と呼ばれる年配の女性たちの力を借りて読み直された歌は、時にユーモラスに、またあるものではより切なさをまとったりとさまざまな表情を見せ、このようなかたちで作品に迫るやり方があったのかと驚かされる。本につけられたQRコードをスマフォなどで読み取れば、おんばによる朗読も聞くことが出来て、さらに味わい深い。
(四六・一八〇頁・一八〇〇円・未來社)
この記事の中でご紹介した本
東北おんば訳 石川啄木のうた/未来社
東北おんば訳 石川啄木のうた
著 者:新井 高子
出版社:未来社
以下のオンライン書店でご購入できます
2017年10月20日 新聞掲載(第3211号)
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