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漢字点心
2017年11月21日

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ふつうは「めい」と訓読みする漢字。「兄弟姉妹の娘」を指す。しかし、これがちょっと本格的な漢和辞典になると、説明が急にややこしくなってしまうのだ。

辞書によって記述が微妙に異なるのだが、どうやら、「姪」はもともと、「女性から見て兄弟姉妹の子ども」を指す漢字だったらしい。それが後に、「男性から見て兄弟姉妹の子ども」を指す場合にも、使われるようになった。つまり、相手が男性だろうと女性だろうと使えるわけで、日本語でいう「めい」だけではなく、「おい」を指して用いることもあるのだ。

そこで困るのが、漢文関係の書籍で、原文に「姪」が出てきてそれが男性を指している場合だ。「めい」と振りがなを付けるのは、明らかにおかしい。意味の上からは「おい」と振りがなを付けるべきなのだが、そうすると誤植みたいに見えてしまう。結局のところ、音読みで「てつ」と振りがなを付けてあとは解釈で説明するしか、ないのである。

2017年11月17日 新聞掲載(第3215号)
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