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2017年11月24日

空気を読む

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「日本人は会議や授業で手をあげて質問しない」。日本人の不可解な行動として外国人の目には映るらしい。これまでの自分にも思い当たる節は多々ある。こんな質問をしたら周りから呆れられるのでは? 恥ずかしい、とそこにある「空気を読む」ことで自分の考えに蓋をしてしまう。

一方、官邸記者会見の場で、東京新聞・望月記者は積極的に手をあげて官房長官に対して、疑問点をわかるまで質問し続ける。望月さんご自身も「空気を読まない」と著書に書く。「だからこそ、菅さんは可能ならば隠しておきたかった別の表情をのぞかせるようになったのではないか」と。ところが今は会見時間が減り、記者クラブの幹事社の記者が質問を打ち切ってしまうことがあるという。質問に応えないのならば、何のための会見なのか。個性を尊重する、と言いつつも空気を読むことを優先する日本社会。空気を読むことが「忖度」に繋がるのではないか。ネットを覗けば、望月さんに対する声が良くも悪くも溢れている。質問をし続ける彼女を応援し続けたいと思っている。 (M)

2017年11月24日 新聞掲載(第3216号)
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