ひとりの歴史家の思考の軌跡を、一気に見渡す|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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2017年12月1日

ひとりの歴史家の思考の軌跡を、一気に見渡す

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『メタヒストリー』は、ある意味で、伝説の中の書物であった。もちろん原書に触れたことはない。ただ、歴史学の世界を超えて、多くの人から、その存在について聞いていた。なにせ書かれたのが四四年前であり、自分が小学校二年生の時のことである。
それがどうやら「本当」に翻訳出版されそうだと知ったのは、今年の四月である。今福龍太さんと中村隆之さんからうかがった。今福さんは、若かりし頃、『メタヒストリー』を読み、多大なる影響を受けたという。「ホワイトの一連の著作のインパクトは、人文科学を学んでいる人間にとっては大きなものでした」(「読書人」2017年5月5日号)と語っている。
橋爪大輝さんが紹介しているように、今年はホワイトの本が、論文集と新作も合せて三冊つづけて刊行された。これによって、ひとりの歴史家の思考の軌跡を、一気に見渡すことができることとなった。(翻訳が)遅れたことの「嬉しい」効果ともいえるだろう。 (A)

2017年12月1日 新聞掲載(第3217号)
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