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2018年1月15日

あの3月11日が近づいてきました

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また3月11日が近づいてきました。
福島県相馬市に移住して、津波被害に痛めつけられた住民の人たちを励ましながら、自身も愛息子を育ててきた作家柳美里さんが、東北大学大学院教授の佐藤弘夫さんと東北の各地、しかも霊場といわれる場所を訪ねて生と死の境を考える<写真&エッセイ集>が出されました。私も若いころ出版社の営業担当として、東北の各地を訪ねてきた経験もあり、知り合いの書店さんも何店か流されて苦労、この本は人ごとではないという気持ちで読ませてもらいました。機会を作り「週刊読書人」でも対談してもらい、終わって夜も遅い時間帯に大急ぎで食事をご一緒させていただきました。
少ない時間の中でこちらも思いが募って、柳さんのさまざまな試みを聞きながら励まされましたが、佐藤さんの「柳という木は、モノの境目に植えられることが多いのですよ」という言葉に、この本の真髄が示されているように感じたひと時でした。
柳さんはこれからも地域を励まし続けていかれるのでしょう。がんばってほしいと切に願っています。
書名は「春の消息」第三文明社刊 四六判 264ページ2200円

この記事の中でご紹介した本
春の消息/第三文明社
春の消息
著 者:柳 美里、佐藤 弘夫
写真家:宍戸 清孝
出版社:第三文明社
以下のオンライン書店でご購入できます
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