私の『唐牛伝』ブーム|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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編集室から
2016年9月23日

私の『唐牛伝』ブーム

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大きな手の人だな、と思った。佐野眞一さんに初めてお目にかかったのは、二〇一一年の『津波と原発』(講談社)刊行記念(『週刊読書人』二〇一一年七月八日号載録)のイベント会場だった。二次会でご挨拶をさせていただいたとき、この大きな手で『旅する巨人』や『東電OL殺人事件』をものしてこられたのだと、そのときの緊張感を震災後の異様な空気とともに思い出す。あれから五年、その佐野さんの新刊インタビュ―を担当させていただくこととなった。
本を読むまで、唐牛健太郎という人を知らなかった私も、六〇年安保の彼ら彼女らの熱気に、ぐいぐい引き込まれた。戦後日本の青春期である。貧しかった、挫折も屈折もあった、粗野で人間臭くてドラマがあった。今、佐野さんに薦められた西部邁さんの『友情 ある半チョッパリとの四十五年』(新潮社)を読んでいる(『田中清玄自伝』(ちくま文庫)も読まなくては)。私の『唐牛伝』ブームはしばらく続きそうである。 (T)
2016年9月23日 新聞掲載(第3157号)
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