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2018年4月6日

國學院大學「みちのきち」プロジェクト編   
書籍『私の一冊』(弘文堂)完成記念
1日限定読書スペース「109冊図書館」&栗原心平さんトークショー「ほんのひとコマ」 

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みちのきち 私の一冊()弘文堂
みちのきち 私の一冊

弘文堂
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ジャーナリストの池上彰さん、東京都知事の小池百合子さん、出版界からは、幻冬舎社長の見城徹さん、作家の林真理子さんなど、全109名が“私の一冊”を推薦・寄稿
学生にもっと本を読んでもらいたいと発足したプロジェクト「みちのきち」が、“これから大人になる君に”をテーマに、各界の著名人109人に寄稿を依頼したブックガイド、『私の一冊』が完成した。4月25日の発売に向け、現在予約受付中である。
去る3月15日、本書の完成を記念して、渋谷ヒカリエ8階「8/COURT」にて1日限定のイベント「109冊図書館」と、料理家の栗原心平さんによるトークショーが開催された。

「109冊図書館」は、本書で紹介された109冊の本を推薦者のコメントとともに、会場にて1日限定で展示・公開、来場者に無料で自由に読んでもらうというもの。また、料理番組「男子ごはん」で人気の料理家・栗原さんによるトークショー「ほんのひとコマ」は、昼休みの時間帯にランチ持ち込みOKで開催、参加者はテーブルに置かれた本を手に、ランチ&トークを楽しんだ。
4種類のお弁当が披露されると会場から歓声が上がった。栗原心平さん(写真)はプライベートな時間の使い方として、お酒や読書を楽しむことが多いそう。質疑応答ではレシピを質問する人も
トークショーでは、栗原さんもその日の朝に冷蔵庫の中を見て作ったという4種類のお弁当を披露。料理を美味しく作るポイントや段取りの話から、時間の使い方、父親が読んでいたことがきっかけで、小学校3年生頃に司馬遼太郎さんの『坂の上の雲』を読み、時代小説が大好きになったことなどを話し、本書で推薦した藤沢周平著『三屋清左衛門残日録』を紹介。メッセージとして、「男女ともに料理が出来ないのはもったいない。料理することで暮らしのリズムが整い、時間の使い方を考えるようになって自分が変わるということもある」と、自分の中に料理や読書といった機軸になるものを置くことが大事ではないかと語った。
本棚兼読書スペース國學院大學みちのきち
國學院大學の若手教職員を中心とした約10名の有志が立ち上げた、國學院大學「みちのきち」プロジェクトは、同学が実施している「学生リアル調査」で、一週間の読書時間がゼロ時間の学生が3割を超すという結果が出たことを受けて結成された。2017年4月には、同学の渋谷キャンパス学術メディアセンター1階に本棚兼読書スペース「みちのきち」を開設。学生だけでなく地域や一般の来訪者にも開放している。

プロジェクト・リーダーの國學院大學職員・村越美里さんに、プロジェクトのこと、『私の一冊』刊行に至る経緯などを伺った。
村越 美里さん
■「みちのきち」プロジェクトについて
「発端は学生の読書離れに危機感を抱いたこと。学生へのアンケートで図書館の貸し出し冊数が年々減ってきていることに、図書館長を兼任している本学の副学長が気づいたのがきっかけでした。学生にもっと本を読んでほしい、そのためには何かアクションをと、プロジェクトが発足しました。「みちのきち」という名称には、道、未知、基地、機知など、いろいろな解釈や意味、願いがこめられています(村越)」
■『私の一冊』について
――本書は、最初は大きい活字で文章を少なく、読み進むにしたがって活字も小さく文章も多くなっていくなど、本自体にもメンバーのアイデアから少しでも読書習慣が身に付くようなさまざまな仕掛けが施されている。
「プロジェクトの一環として、読書習慣を取り戻すきっかけになる本を作ろうと、二〇一七年六月に始動しました。まったく伝手のないところから、メンバーがこの人に聞いてみたいという候補者をあげ、三〇〇人くらいにお声掛けして、さまざまなジャンルから一〇九人の方々に寄稿していただきました(村越)」
■プロジェクトの今後の展開
「今回のプロジェクトは、経理や人事といった一般の部署から手をあげてくれた数人の職員有志からスタートしました。普段の仕事以外でも、こうしたことが活力になって大学の活性化に繋がったり、いろいろなことが出来るようになればと願っています。『私の一冊』で本と出会っていただきたいし、反響を見ながら続けていきたい(村越)」
この記事の中でご紹介した本
みちのきち 私の一冊/弘文堂
みちのきち 私の一冊
編 集:國學院大學ブックプロジェクト
出版社:弘文堂
以下のオンライン書店でご購入できます
2018年4月6日 新聞掲載(第3234号)
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