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2018年4月13日

話し方には時として人柄がにじみ出る

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一九八〇年代の岡山市にはやたらと街宣車が走っていた記憶がある。街中を走りながら何かを主張し、時には怒り、でもその声はひび割れていて何を言っているのかわからない。それが幼い頃の自分と右翼との出会いである。幼い頃には素直に耳を手で塞ぐこともできた。今は視線を逸し通り過ぎるのを待つか自分が行く方向を変えている。声の大きな人が苦手で、なるべく近寄りたくないのが本音である。それは右左に限らない。今回登場していただいた樋田毅さんは対談の際も言葉を選び慎重に冷静にお話されていた。おそらく話してはいけないことも多々あったと思う。けれど、その慎重な姿勢こそが取材対象者である右翼の人たちにも通じ、信頼関係を築き、今回の本を書くまでに繋がったのだろう。話し方には時として人柄がにじみ出る。我が身を振り返り反省する。 (M)
2018年4月13日 新聞掲載(第3235号)
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