本を書評に取り上げる時のポイントは?|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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編集室から
2016年9月30日

本を書評に取り上げる時のポイントは?

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蝉の鳴く夏のおわりに、東大本郷キャンパスの加藤陽子さんの研究室を訪れた。こちらがひとつ質問を問いかけると、ゆっくりと、ひとつひとつの言葉を選びながら、話をしてくれた。もしかすると高校生たちも、こうやって話を聞いていたのだろうかと想像し、学生時代に戻り講義を受けている思いにとらわれてしまった。「生徒」は自分も含めて三人であったから、これはもう贅沢な時間である。取材のための下準備(予習)をし、授業を受け、音声の文字おこしと原稿まとめ(復習)をする。学問も書評紙の編集も、こうした一連の流れがあって、はじめてひとつの形になる。そう思えば、似たようなことを、小学生の頃から四十年以上つづけている。決して飽きることはないのだから、合っているのだろう。因みに、「本を書評に取り上げる時のポイントは?」と、行く先々で問われることがある。「多くの人と、あれこれ語り合いたくなるような本」と答えることが多い。加藤陽子さんの本は、その最たる一冊である。 
2016年9月30日 新聞掲載(第3158号)
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