対談・上映会『キネマ博物誌―映像による万有知の構築』登壇者=荒俣宏(博物学研究者)×西野嘉章(東京大学総合研究博物館長)|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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2016年7月1日

対談・上映会『キネマ博物誌―映像による万有知の構築』登壇者=荒俣宏(博物学研究者)×西野嘉章(東京大学総合研究博物館長)

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7月23日(土)16時~18時(開場15時半)、丸の内KITTE内・インターメディアテク2階「ACADEMIA(レクチャーシアター)」(東京都千代田区丸の内2―7―2)、参加無料※定員48名(先着順)、主催=東京大学総合研究博物館+公益財団法人下中記念財団、協力=一般社団法人記録映画保存センター

世界のあらゆる事象を映像に留め、それを保有する。これはもはや科学的空想ではない。インターネット上の動画投稿によって、知の参加型構築が世界規模で可能になっている。

半世紀以上前の1951年、この大計画を構想した人々がいた。ドイツ・ゲッティンゲン科学映画研究所の主導で、自然界から人間社会に亘るあらゆる「動き」を16ミリフィルムに記録し、そのデータを人類で共有するプロジェクトが、『映像百科事典(エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ)』の名前で始動。

二千本以上に及ぶ短編科学映画アーカイブは、生物学・民族学・技術科学の三分野に区別され、半世紀前の世界の姿を留める。微生物の反応など肉眼で捉えられない現象を映画技術によって可視化すると同時に、失われていく社会慣習や廃れた技術を記録するという映像人類学的な役割も果たしている。このコレクションのコピーが世界に渡り、日本でも「百科事典」の始祖と目される下中弥三郎の功績を称え創設された(公財)下中記念財団によって全巻が保存されている。

IMTカレッジでは、博物学研究の第一人者である荒俣宏氏を迎え、この貴重な映像コレクションに映された知の世界の上映とそれを巡るディスカッションを行う。オリジナルの16ミリフィルムの上映を楽しみながら、映像による世界構築の可能性を議論する。
2016年7月1日 新聞掲載(第3146号)
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