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編集室から
2017年1月13日

一人乱談会

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15時のお約束、エレベータ前で待つ私の前を、時間ぴったりに降り立ち、キビキビと通り抜けていった外山さん。慌てて小走りで後を追った。席についても、一つの問いからスルスルスルと幾つもの話がわき出してくる。話と話の継ぎ目がない。

今、外山さんの頭をスキャンしたら、どんなことになっているのだろう、と考えていた。外山さんの言葉はとても明快で、誰にでもたやすくできそうなことに満ちている。でもシンプルなことほど実は難しい。外山さんの本の中でとても面白かったのは、一人乱談会。人と集まることが難しいとき、外山さんは脳内に幾人かの人格を設定し、一人乱談するという。

別の角度から、もう一つ別の角度から、と意識的にしてみることは、いい思考のリフレッシュになりそうだ!…と思いながらまだ実行していない私は、外山さんのいうノロマな若者の一人だ。思考って何だろう? 沈思黙考をイメージしていたけど、本当の思考は違うのかもしれない。まずはあれこれ動いてみること。大事なことを教わった(S)
2017年1月13日 新聞掲載(第3172号)
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