第62回 青少年読書感想文 全国コンクール 表彰式開催|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」

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受賞
2017年2月17日

第62回 青少年読書感想文 全国コンクール 表彰式開催

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2月3日、東京の経団連会館にて第62回青少年読書感想文全国コンクール(公益社団法人全国学校図書館協議会・毎日新聞社主催、内閣府・文部科学省後援、サントリーホールディングス株式会社協賛)の表彰式が行われた。
全国の小・中・高等学校や海外の日本人学校から430万編を超える応募があり、その中から今回、最優秀作品に選ばれ内閣総理大臣賞を受賞したのは、冨樫奏絵さん(山形県南陽市立中川小1年)の「まるちゃん大すき」(『ダンゴムシの親子:まるちゃん、たびにでる』より)、土井優理さん(徳島県阿南市立見能林小3年)の「「さかさ町」を読んで」(『さかさ町』より)、横田万季さん(徳島県三好市立政友小6年)の「わたしにもできる」(『ワンダー』より)、伊藤紬さん(秋田県横手市立横手北中2年)の「「目の前の真実」を見つめて」(『白いイルカの浜辺』より)、福永葵さん(兵庫県賢明女子学院高2年)の「『知らない』ということ」(『シンドラーに救われた少年』より)の5編。また、文部科学大臣賞5編、毎日新聞社賞25編、全国学校図書館協議会長賞30編、サントリー奨励賞47編、入選397編が表彰された。
受賞者代表として土井優理さんが受賞作を朗読。会には土井さんが感想文を書いた『さかさ町』の訳者小宮由氏が出席し、「『さかさ町』の作者は読者の皆さんに多くの大事なことを伝えようとしていますが、全てをここで伝えることはできません。皆さんが大人になってこの本を読み返した時に新しく感じることがありましたら、私にお便りをください。そのとき私と皆さんはいいお友達になれると思います。そんな日がくることを心から願っています」と受賞者と本書の感想文を書いた読者に暖かい言葉を贈った。
白いイルカの浜辺(ジル ルイス )評論社
白いイルカの浜辺
ジル ルイス 
評論社
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受賞者代表挨拶では伊藤紬さんが壇上に上がりスピーチをし、受賞に対する思いについて「私は一冊の本を何度も読み返します。今回読書感想文を書いた『白いイルカの浜辺』も何度も読み返すことによって、作者が目の前の真実を伝えようとしていると考えるようになりました。これは同時に苦手なことや面倒なことに向き合ってこなかった私の心の弱さに気づくことができ、私自身のテーマであると教えてもらい、行動しなければ何も変わらないと感想文に書きました。これからも目の前の真実と向き合い、私らしく成長していきたいです」と力強く語った。

この日、会場に皇太子殿下もご臨席なさり、受賞者にお祝いの言葉をかけるとともに、学生時代に読んだ夏目漱石の作品を大人になって読み返したときの心境の変化を語り、そして「優れた作品は、読む人の成長にあわせて人生の折々に読むことによって、より深く内容が理解でき、新たに学ぶことができるのではないかと思います。皆さんも大人になったときに子供時代に読んだ本の何冊かをもう一度手にとって読んでみてください。きっと新たな発見の喜びを見出すことができるでしょう」と述べられた。
以下のオンライン書店でご購入できます
2017年2月17日 新聞掲載(第3177号)
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