第32回 梓会出版文化賞 贈賞式|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
哲学からサブカルまで。専門家による質の高い書評が読める!
~毎週金曜日更新~

▲トップへ

  1. 読書人トップ
  2. ニュース
  3. 受賞
  4. 第32回 梓会出版文化賞 贈賞式・・・
受賞
2017年2月17日

第32回 梓会出版文化賞 贈賞式

このエントリーをはてなブックマークに追加
1月19日、日本出版クラブ会館で梓会出版文化賞の贈賞式が行われた。第32回梓会出版文化賞には大月書店、同特別賞に太郎次郎社エディタス、第13回出版梓会新聞社学芸文化賞に旬報社、同特別賞を国書刊行会がそれぞれ受賞した。
梓会出版文化賞受賞出版社の挨拶を紹介する。大月書店は『証言記録 市民たちの戦争(全3巻)』『SEALDs民主主義ってこれだ!』『デザインの種』『バーニー・サンダース自伝』『認知症の私からあなたへ20のメッセージ』の出版を評価。中川進社長は「昨年11月に創業70年を迎えました。70年に当たり色々なことをやろうと考え、その成果の一部が今回の応募作品になっております。出版活動として必要なことは読み継がれる書籍をどのように刊行し続けていくかです。あらゆるジャンルに挑戦しながら仕事をしてきた自負があります。また読み返す本が必要だと思います。若い頃に読んだ本を改めて読んで、あの時と同じ情熱が蘇るのか違った感想を持つのか。これを私は考えていきたいことです」とし、また7代目社長として創業100年に向けての意欲と次代への期待を語った。
太郎次郎社エディタスは『ワンダー・ラボラトリ(全4巻)』『あたらしい憲法草案のはなし』の出版を評価。北山理子社長は「私たちの出版の柱には、年齢や分野や学校教育の枠組みにとらわれずに、知ること、学ぶことを後押しするラインナップがあります。それは今後も続けたい。もう一つの柱に、人や社会の現在を描くものがあります。こうした本を作る時に、版元によって視点や切り口が違うと思います。私たちは現実を俯瞰せずに固有の日常を生きる人の側から見ることを著者から教えられてきた本づくりの視点です」と語り、前身・太郎次郎社の編集代表だった数学者・遠山啓の言葉「本当に強い精神は固体よりむしろ液体に似ている。また笑いは批判精神そのものである」を引き「硬直化を退けるような精神のDNAを絶やさず持ちたい。新しい発想で仕事を面白くする工夫を持って仕事をしたい」と受賞の喜びを語った。

また、新聞社学芸賞の旬報社は『兵士のアイドル』、国書刊行会は『新・国史大年表』の出版がそれぞれ評価された。

贈呈式の模様は受賞出版社の挨拶を中心に梓会公式サイトで視聴可能となっている。
梓会HP
2017年2月17日 新聞掲載(第3177号)
このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事の中でご紹介した本