遺された家 家族の記憶 太田 順一|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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2017年2月24日

遺された家 家族の記憶 太田 順一

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「かつての住人が使っていた家具や生活用品がまだそのまま残っていて、肉親など関係者が時折訪れては維持管理をしている」そういう家を撮る一三九枚。空き家は「遺品」だと著者はいう。

書きつけや写真や、台所用品、神棚、アイドルのポスター、家族の手形、衣類、書物…主がいたときと同じ形のまま、静かに古びていく時。誰かが生きた証。そして読み手の内に懐かしく甦る記憶。(A4変型・一四四頁・三〇〇〇円・海風社)(画像は本書から)
2017年2月24日 新聞掲載(第3178号)
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