田原総一朗著『暴走司会者 論客たちとの深夜の「激闘譜」』中央公論新社から刊行|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」

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出版メモ
2017年2月24日

田原総一朗著『暴走司会者 論客たちとの深夜の「激闘譜」』中央公論新社から刊行

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田原総一朗著『暴走司会者 論客たちとの深夜の「激闘譜」』が中央公論新社から刊行された。四六判205頁・本体1200円。
 <「朝まで生テレビという番組を、私はテレビの“解放区”だと捉えている。タブーというものは一切ない。どんなテーマでも自由に討論する。それを二九年間やってきた>

冒頭でこのように書く本書は、テレビ朝日で月一回深夜に放映される「朝まで生テレビ!」の司会者である田原総一朗氏が、この番組がどのようにして生まれ、三十年間をどのように歩んできたかを回顧したものである。田原氏は<「朝まで生テレビ!」は、タブーに挑戦しつづけてきた>と書き、この番組がタブーに挑戦することで、他のテレビ番組にない新しいジャンルを拓いてきたことを率直に告白している。たとえば、一九八八年秋、昭和天皇の御病気が悪化し、世の中が自粛ムード一色になったときも、この番組は半ば編成局長を騙すかたちで天皇論を放送し、東電福島原発の事故が起きる二十年以上前に原発討論を行なっている。しかし、中には麻原彰晃が本物っぽく見えたのを放映したということもある。そんな事実もあえて公開することで、「朝まで生テレビ!」の裏側まで公開した本書は、テレビ番組の実態を伝え、生ま生ましいリポートとなっている。中央公論新社TEL:03・5299・1730
以下のオンライン書店でご購入できます
2017年2月24日 新聞掲載(第3178号)
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