父ちゃんは写真家―平敷兼七遺作集|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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フォト&アート
2017年3月3日

父ちゃんは写真家―平敷兼七遺作集

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沖縄の島々を撮り続けた写真家平敷兼七。解説で仲里効氏は、平敷氏の写真の特性についてこう記す。一九七二年を境とする沖縄返還の変動の折にも「世替わりの鼓動を写真家たちの多くが抗議集会やデモなどの動きを追っていったのとは対照的に、日に日を繋ぐような暮らしの日常に見た」。
そして「沖縄が〈島〉であることへの強いこだわりと無名なるものや小さきものへの親近」。沖縄の光と影、子供たちの弾けんばかりの生命力と、無名の女たちの夜の陰翳。二〇〇八年『山羊の肺』で伊奈信男賞受賞の翌年病没。残された膨大なプリントから新たに編集された一冊。(B5判・一四四頁・四八〇〇円・未來社)
(画像は本書から)
2017年3月3日 新聞掲載(第3179号)
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