山之口貘詩集 高良勉編|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
マイページで記事のブックマーク!
ログイン
マイページ登録

トップページ

特集

書評

連載

コラム

ニュース

読書人とは マイページ

文庫日和
更新日:2016年7月1日 / 新聞掲載日:2016年7月1日(第3146号)

山之口貘詩集 高良勉編

このエントリーをはてなブックマークに追加
山之口貘詩集(高良 勉)岩波文庫
山之口貘詩集
高良 勉
岩波文庫
  • オンライン書店で買う
『思辨の苑』『定本 山之口貘詩集』『鮪に鰯』『新編 山之口貘全集』から精選された一五二篇。
<一匹の詩人が紙の上にいて/群れ飛ぶ日の丸を見あげては/だだ/だだ と叫んでいる/発育不全の短い足 へこんだ腹 持ち上らないでっかい頭/さえずる兵器の群をながめては/だだ/だだ と叫んでいる(紙の上)>。
ユーモアまじりの言葉がするするリズムに乗って体に響く。
結婚願望を詠い、職業を転々としながら、貧乏生活を笑い飛ばし、故郷沖縄の風景を描き、戦時体制に抵抗する詩を残した。
<枯芝みたいなそのあごひげよ/まがりくねったその生き方よ/おもえば僕によく似た詩だ/るんぺんしては/本屋の荷造り人/るんぺんしては/煖房屋(思い出)>。
この記事の中でご紹介した本
山之口貘詩集/岩波文庫
山之口貘詩集
著 者:高良 勉
出版社:岩波文庫
以下のオンライン書店でご購入できます
このエントリーをはてなブックマークに追加
文庫日和のその他の記事
文庫日和をもっと見る >