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漢字点心
更新日:2018年2月6日 / 新聞掲載日:2018年2月2日(第3225号)

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先月の半ばごろ、長崎県の壱岐市で、漢字が刻まれた弥生時代の土器が発見された、というニュースがあった。推定年代は二世紀ごろ。日本の土器に刻まれた漢字としては、最古の部類に入るのだという。

その漢字というのは、「周」。解説図で見ると、右半分が欠けているものの、たしかに「周」と読める。邪馬台国の卑弥呼よりも一世紀も前に、漢字が書かれたものが日本列島に存在していたのだと思うと、なかなかに感慨深いものがある。

ただ、気になったのは、「周」という漢字の「口」の上の部分。いわゆる旧字体では、ここは、縦棒が下まで突き抜けた、カタカナの「キ」のような形をしているのだが、解説図では、はっきりと「土」だ。これは、いわゆる新字体である。

新字体というと、昭和の戦後になって使われ始めたように思いがちだが、実はそうではない。単に正式な字体ではなかっただけで、旧字体に負けないくらいの歴史を持っているのである。
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