本の国へようこそ 第92回 開拓者|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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本の国へようこそ
更新日:2018年2月20日 / 新聞掲載日:2018年2月16日(第3227号)

本の国へようこそ 第92回 開拓者

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一人の人の存在が、その後の世界を変えてしまう、ということがあります。人種や階級差別、女性蔑視、戦争…負の局面に立たされながら、しなやかにほがらかに道を切り開いた女性たち。彼女たちは、開拓者であり守護者だと思うのです。今回は素敵な事実を元にした本を紹介します。

マリアンは歌う

幼いころから歌うことが好きだった。著名な指揮者トスカニーニは「100年に一度しか聞けない」声とたたえた。黒人という理由でどんな差別や屈辱を受けても、誇りを失わず争わず、歌声であとに続く黒人音楽家たちの道を開いた。歌手マリアン・アンダーソンの話。

パム・ムニョス・ライアン文/ブライアン・セルズニック絵/もりうちすみこ訳
39頁・1600円
光村教育図書
海辺の宝もの

学校も友だちも好きじゃなかったメアリー・アニングは、海辺の「変わり石」集めに魅了されます。貝や骨がどうして石になったんだろう?12歳で魚竜の全身化石を発掘、その後も首長竜や翼竜など重要な発掘をなした世界初の女性化石採集者の子ども時代の話です。

ヘレン・ブッシュ作/鳥見真生訳
232頁・1500円
あすなろ書房
バスラの図書館員

イラクの文化都市バスラへ、戦争がやってきた。様々な言語で書かれた本、700年前のムハンマド伝…図書館の本を守りたい。図書館員のアリア・ムハンマド・バクルが立ち上った!燃え落ちた図書館と救われた3万冊の本。ニューヨークタイムズ紙が伝えた本当の話。

ジャネット・ウィンター絵と文/長田弘訳
32頁・1600円
晶文社
大草原のローラ物語

少女ローラと家族を描き、アメリカ開拓時代の生活や精神を伝える傑作「小さな家」シリーズ。その元となる、ワイルダーが子ども時代を回想した「パイオニア・ガール」の全訳が出版。解説・注釈は物語シリーズに対応し、比べて読む楽しみと発見に満ちています。

L・I・ワイルダー著/P・S・ヒル解説・注釈/谷口由美子訳
442頁・5800円
大修館書店

『大草原のローラ物語―パイオニア・ガール』刊行記念展


銀座教文館
子どもの本のみせ ナルニア国
℡03―3563―0730
◎選書=ナルニア国・菅原幸子さん
この記事の中でご紹介した本
マリアンは歌う/光村教育図書
マリアンは歌う
著 者:パム・ムニョス・ライアン、ブライアン・セルズニック
出版社:光村教育図書
以下のオンライン書店でご購入できます
海辺の宝もの/あすなろ書房
海辺の宝もの
著 者:ヘレン・ブッシュ
出版社:あすなろ書房
以下のオンライン書店でご購入できます
バスラの図書館員 ――イラクで本当にあった話/晶文社
バスラの図書館員 ――イラクで本当にあった話
著 者:ジャネット・ウィンター
出版社:晶文社
以下のオンライン書店でご購入できます
大草原のローラ物語/大修館書店
大草原のローラ物語
著 者:ローラ・インガルス・ワイルダー
出版社:大修館書店
以下のオンライン書店でご購入できます
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