小松 健一著 古地図片手に記者が行く「鬼平犯科帳」から見える東京21世紀|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2018年2月17日 / 新聞掲載日:2018年2月16日(第3227号)

小松 健一著 古地図片手に記者が行く「鬼平犯科帳」から見える東京21世紀

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交通手段がほぼ「歩く」しかない江戸時代、人々は本当によく歩いていた。

小説『鬼平犯科帳』の主人公・長谷川平蔵は高輪(港区)で友と待ち合わせて池上本門寺(大田区)参詣に行く。グーグル・マップ上で8㎞程の距離。平蔵の役宅は九段(千代田区)の清水門外、トータルで15㎞程の距離がある。水路も利用したのだろうか。著者は古地図と想像力を頼りに『鬼平』登場人物が活躍した江戸の街を現代の東京に重ね合わせてゆく。武家、町人の暮らしぶりや、例えば「一里塚には榎の木」が植えてある理由など本書には江戸に関する豆知識も豊富。史実と小説、多少の違いはあるようだが、著者も言うように突っ込むのは「やぼ」である。小説の舞台を想像しながら街を歩く楽しみに変わりはない。『鬼平』好きはもちろん、時代小説好きも楽しめる一冊。なにより『鬼平』をもう一度読み返したくなること間違いない。(四六判・二二四頁・一三五〇円・CCCメディアハウスTEL:〇三―五四三六―五七二一)
この記事の中でご紹介した本
古地図片手に記者が行く 「鬼平犯科帳」から見える東京21世紀/CCCメディアハウス
古地図片手に記者が行く 「鬼平犯科帳」から見える東京21世紀
著 者:小松 健一
出版社:CCCメディアハウス
以下のオンライン書店でご購入できます
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