「明治維新一五〇年」|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2018年3月9日 / 新聞掲載日:2018年3月9日(第3230号)

「明治維新一五〇年」

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「明治維新一五〇年」という言葉をこのところ繰り返し聞いている。でも、だから何なのか? 上野の西郷さんの銅像と同じぐらい、「明治一五〇年」はただそこにあった。
また江戸から明治に変わるまでの激動には目がいっても、西郷が敗死した西南戦争についてはよく知らずにいた。
しかしそれが、太平洋戦争へと日本を導く端緒だったと、じりじりと薄氷を踏むように築き上げられた近代は、敗戦へと向かう道だったと――。 先崎さんと片山さんの対談にたぐりよせられた一五〇年は、いま私がいる場所に確かに続いているようだ。
明治維新一〇〇年と、現在との違いの話も非常にクリアで、(今のところ)人ひとりでは生きることのかなわない一五〇年という年月を俯瞰させてもらい、自分が立っている場所が少しだけ分かった。
先の見えない現状が言語化され、もやもやしつつすっきりしたような妙な心持ち(悪くない)。
お二人が自分の体験に足を付けたまま、ヒューッと伸び上がり、いろいろな思想家の目を借りて、通り過ぎてきた近代を見ようとする姿は、ちょっとした魔法のようだった。(S)
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