額賀 澪 著『拝啓、本が売れません』 (KKベストセラーズ) 刊行記念トークイベント(於:三省堂書店)  額賀 澪さん(著者)×佐藤 青南さん(スペシャルゲスト)|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2018年4月20日 / 新聞掲載日:2018年4月20日(第3236号)

額賀 澪 著『拝啓、本が売れません』 (KKベストセラーズ) 刊行記念トークイベント(於:三省堂書店) 
額賀 澪さん(著者)×佐藤 青南さん(スペシャルゲスト)

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二〇一五年、「松本清張賞」「小学館文庫小説賞」のW受賞でデビューした小説家の額賀澪さんが、『拝啓、本が売れません』(ベストセラーズ)を刊行した。桜も満開となった年度末のプレミアムフライデー(三月三〇日)、本書の刊行記念イベントが、神保町・三省堂書店本店で開催された。冒頭、額賀さんは、「今日のトークショーは、私と本にも出てくる担当編集の渡邉氏の二人でやると普段通りグダグダになるのではないかと。それで急ぎお客様として来てくださる予定だった佐藤さんに登壇をお願いした」と小説家の佐藤青南(せいなん)さんを紹介。佐藤さんを聞き手に、KKベストセラーズの渡邉勇樹さん(作中=ワタナベ氏)の司会でトークが進められた。 (編集部)
第1回
■「本が売れません」が出来るまで

佐藤 青南さん
佐藤 
 この本は額賀さんが、担当編集者のワタナベ氏と一緒に本を売る術を探していろんな業界の方にお話を聞いて成長していく、ロールプレイングゲームのようなイメージの本だったが、なぜKKベストセラーズから小説ではない本を出したのか。
額賀 
 本にも登場する担当編集の渡邉さんと知り合ったのは、私が渡邉さんの編集したノンフィクションを読んでツイッターに書いたことがきっかけ。私は渡邉さんが普段編集している新書がどういうふうに作られているのかを知らないし、渡邉さんは逆に小説をどうやって作るのか知らない。それでお互いにこんなに売れない合戦みたいな話になって、その流れでどうしたら売れるかと、そこからああいう人なら本を売る方法を知っているんじゃないかというようなことを並べていった結果、取材して本にしたら面白いんじゃないかという話になった。

――額賀さんが渡邉さんに初めて会ったのが、二〇一六年の十一月。翌一七年の年明けから企画書をやり取りし、夏から始めた取材が終わったのは、一七年のクリスマス直前だった。
額賀 
 初校が今年の二月一日で、何がスゴいって、その日に版元のKKベストセラーズが買収された。

渡邉 映像プロデューサーの浅野由香さん(第五章)を取材したときに、主婦の友社が買収されたというニュースがあって取材の朝、額賀さんと大変だと話していた。ところが、ちょうどこの本を作っている二月に我が社も買収され、期せずして予言の書的な本に……。
佐藤 
 ニュースを聞いて、額賀さんの本は無事に出るのかと心配した。
額賀 
 初校を送ったあとに買収のニュースを知った。その後、渡邉さんに会ったときに、「この本はどうなるんですか」と聞いたら「この本は出ます」と言ってくれたのでそれ以上は聞かずに(笑)。発売は三月二二日で三月十日くらいに校了した。
佐藤 
 結構、無茶なスケジュールだね(笑)。
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この記事の中でご紹介した本
拝啓、本が売れません/KKベストセラーズ
拝啓、本が売れません
著 者:額賀 澪
出版社:KKベストセラーズ
以下のオンライン書店でご購入できます
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