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更新日:2018年5月1日
/ 新聞掲載日:2018年5月4日(第3237号)
河合ブックレット40 『グローバル資本主義の破局に どう立ち向かうのか』
河合ブックレット40・斉藤日出治著『グローバル資本主義の破局にどう立ち向かうのか 市場から連帯へ』が河合文化教育研究所から刊行された。130頁・900円。
本書はグローバリゼーション論と市民社会論について鋭い考察を発信してきた著者が2017年9月の河合塾大阪校にておこなわれた講義を収録するとともに、河合塾・日本史科講師の青木和子氏による解説を付した内容である。
日々の暮らしのなかで漠然と抱えている不安の根本にあるグローバリゼーションという現象の存在を示唆する。昨今、世界的にはグローバリゼーションに対するポストグローバリゼーション的雰囲気が広まっているが、この潮流はグローバリゼーションを克服するものではなく、むしろ破局的暴力性を深化させるものだと指摘する。
本書は主に三章で構成されており、第一章「二一世紀グローバル資本主義の破局的暴力の諸相」、第二章「グローバル資本主義と近代」、第三章「グローバル資本主義からの脱出」とし、グローバリゼーションの今日的な問題、歴史的側面からの考察、そしてグローバリゼーションからいかに克服すべきかを、若者向けにわかりやすく語りおろした内容がつまっている。
河合文化教育研究所TEL:052・735・1706
本書はグローバリゼーション論と市民社会論について鋭い考察を発信してきた著者が2017年9月の河合塾大阪校にておこなわれた講義を収録するとともに、河合塾・日本史科講師の青木和子氏による解説を付した内容である。
日々の暮らしのなかで漠然と抱えている不安の根本にあるグローバリゼーションという現象の存在を示唆する。昨今、世界的にはグローバリゼーションに対するポストグローバリゼーション的雰囲気が広まっているが、この潮流はグローバリゼーションを克服するものではなく、むしろ破局的暴力性を深化させるものだと指摘する。
本書は主に三章で構成されており、第一章「二一世紀グローバル資本主義の破局的暴力の諸相」、第二章「グローバル資本主義と近代」、第三章「グローバル資本主義からの脱出」とし、グローバリゼーションの今日的な問題、歴史的側面からの考察、そしてグローバリゼーションからいかに克服すべきかを、若者向けにわかりやすく語りおろした内容がつまっている。
河合文化教育研究所TEL:052・735・1706
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