「理系重視・文系廃止」は<国策>|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2018年5月11日 / 新聞掲載日:2018年5月11日(第3238号)

「理系重視・文系廃止」は<国策>

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先日、芥正彦さん演出の人形芝居『カスパー』を観劇する機会があった。アフタートークにおける芥さんと小松美彦さんの議論の中で、国立大学において近年、文系の学問が切り捨てられていっている現状について、一言言及があった。その場にいた百人近くの観客は、一様に驚きの声をあげていた。これはひとつの例であるが、おそらく、日本に住むほとんどの人が、こうした問題に対する正確な知識を持たないし、興味もないのかもしれない。しかしながら「理系重視・文系廃止」は、<国策>なのである。「科学・科学技術の下にすべてが動員されていく構造」は、明治維新以来何も変っていない。その動きを止めることは最早無理なことかもしれないが、せめてそのスピードを緩めさせることはできないか。今回の鼎談を聞きながら、かように感じたのだった。

(A)
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