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漢字点心
更新日:2018年5月15日 / 新聞掲載日:2018年5月11日(第3238号)

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「マジ卍(まんじ)」なることばが女子高生の間ではやっている、とこないだ耳にしたばかりなのに、早くも使われなくなりつつあるのだとか。その「卍」は、もともとはインドで使われていた縁起のいい印。それが、仏教を通じて中国に入り、やがて「万」を指す文字として使われるようになった。日本で「まんじ」と読むのは、そのためである。

かくして漢字の仲間入りを果たした「卍」だが、困ったのは辞書の編集者で、これを漢字の辞書に載せるには、部首を決める必要がある。もともと漢字でないから部首なんてないものを、えいやっとばかりに、「十」という部首に押し込めてしまった。その結果、「卍」は、「十」で二画、残りの四つの線で四画、合わせて六画という、奇妙な画数の数え方をすることになっている。

しかし、これは、辞書編集者の勝手な都合によるもの。ふつうの世界に生きる方々が書くときには、二画で書いて何の問題もない。(えんまんじ・じろう=編集者・ライター)
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