処刑の文化史 ジョナサン・J ・ムーア著 森本美樹訳|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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2018年5月29日

処刑の文化史 ジョナサン・J ・ムーア著 森本美樹訳

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オールカラーの処刑シーン、名画と写真のオンパレード。

死刑の公開執行は西洋でも二〇世紀初頭まで一般的に行われ、東洋ではいくつかの国で現在も続いている。

奴隷をいかなる方法いかなる名分で処刑するか、主人の自由だった共和政ローマでは、皇帝の人気は在任中の闘技場での処刑の数に比例した。
残虐な剣の刑、磔、火あぶり、獣に食いちぎられる刑、石川五右衛門で有名な釜炒りはイギリスでもよく行われていた。

生き埋めに溺死、フランスでは、内臓えぐりの後四肢を四頭の馬に縛り付け四方に走らせて八つ裂きに。

磔刑、串刺し刑など重力を使う処刑、圧力刑、拷問技術の発達、古今東西様々な絞首刑、ギロチン、電気椅子、ガス室……人間の想像力ははかり知れない。

断頭された頭はいつまで意識があるのか、その他興味深い逸話も多数盛り込まれる。
おなかの底が、うっすらと痛くなってくるが、怖いもの見たさにページを繰る手が止まらない!

(A4変型・二五六頁・二七〇〇円・ブックマン社)
この記事の中でご紹介した本
処刑の文化史/ブックマン社
処刑の文化史
著 者:ジョナサン・J・ムーア
翻訳者:森本 美樹
出版社:ブックマン社
以下のオンライン書店でご購入できます
2018年5月25日 新聞掲載(第3240号)
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