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2018年6月5日

『マーゴットのお城』 『マーゴット』

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今人舎から桜咲ゆかこ作/黒田征太郎絵『マーゴットのお城』(物語)と黒田征太郎絵/タケシタナカ文/ジェリー・ソーレス英訳『マーゴット』(絵本)が同時刊行された。


『マーゴットのお城』は幼くして両親を亡くした主人公の「僕」が父との思い出のヴァイオリンと母が大切にした老人の姿を形どった「マーゴット」という人形とともに故郷を離れ、町を転々とするなかで、「僕」の成長を描く物語。 「僕」の両親の葬儀のあと、人形の「マーゴット」は「僕」に話しかけ、2人は旅立ちを決意する。得意のヴァイオリンで生計をたてるも、子どもと人形の旅路には幾多の苦難が立ちはだかる。「マーゴット」は「僕」の親の代わりとなって、見守り、励まし、「僕」の夢に耳を傾ける。旅の途中でやりたいことを見つけた「僕」は「マーゴット」に支えられながら一人前を目指して努力を重ねていく。

『マーゴット』は『マーゴットのお城』を原作にイラストレーター・グラフィックデザイナーの黒田征太郎氏が描き下ろした絵本で、巻末に英訳も付されている。また、本作の絵は『マーゴットのお城』の挿絵にも使われている。

『マーゴット』は「僕」の語りを中心に構成されている。一方、『マーゴットのお城』では「僕」のほかに「マーゴット」や「僕」に寄り添う多くの人たちの姿や声が多く語られている。そのため、同じストーリーでありながら、違った角度から楽しむことができる、2冊となっている。
この記事の中でご紹介した本
マーゴットのお城/今人舎
マーゴットのお城
著 者:桜咲 ゆかこ
イラストレーター:黒田 征太郎
出版社:今人舎
以下のオンライン書店でご購入できます
マーゴット/今人舎
マーゴット
著 者:タケシ タナカ
イラストレーター:黒田 征太郎
出版社:今人舎
以下のオンライン書店でご購入できます
2018年6月1日 新聞掲載(第3241号)
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