第六四回 江戸川乱歩賞 決定 斉藤詠一氏「到達不能極」|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
マイページで記事のブックマーク!
ログイン
マイページ登録

トップページ

特集

書評

連載

コラム

ニュース

読書人とは マイページ

受賞
更新日:2018年6月22日 / 新聞掲載日:2018年6月22日(第3244号)

第六四回 江戸川乱歩賞 決定 斉藤詠一氏「到達不能極」

このエントリーをはてなブックマークに追加
斉藤詠一氏
第六四回江戸川乱歩賞(日本推理作家協会主催)の選考会が六月七日開催され、受賞作に、斉藤詠一(齋藤詠月を改名)氏の「到達不能極」が決定した(応募作品三四八編。賞金一〇〇〇万円)。選考委員は、池井戸潤、今野敏、辻村深月、貫井徳郎、湊かなえの各氏。

翌八日の受賞記者会見で、選考委員の日本推理作家協会理事長・今野敏氏は、「昨年は乱歩賞該当なしということで我々も意気消沈していたが、今年は良い作品を選べて良かった。題名の「到達不能極」とは聞き慣れない言葉だが、一般にある言葉で、あらゆる大陸の海岸線から一番遠い場所にある点を呼ぶ言葉だそうである。受賞作は大変スケールが大きく、なおかつワクワクする冒険小説。尚、ペンネームを私が命名するとヒット作を出すというジンクスがあって、過去にも呉勝浩さん、佐藤究さんを命名したが、今回も私が斉藤詠一というペンネームを考えた」。

受賞者の斉藤詠一氏は、「小説家を志したのは大学生のとき。ずっと芽が出ず二〇年間、仕事をしてきたが、こうしてスタートラインに立てたのはこの二〇年間一緒に過ごしてきた友人や会社の同僚たちがいたから。だから、この二〇年間は無駄ではなかった。今だからこそ、ようやく素晴らしい賞をいただけることになったのだと思う」と、受賞の喜びと感謝を述べた。

斉藤詠一氏は、大学卒業後、SEや自然保護NGO団体などを経て、現在は一般企業で働く会社員。同賞には、五回目の応募(五年連続予選通過)で江戸川乱歩賞に輝いた。受賞作は九月中旬、講談社より刊行予定。贈呈式は、九月二十八日。
このエントリーをはてなブックマークに追加
受賞のその他の記事
受賞をもっと見る >
学問・人文 > 評論・文学研究 > 日本文学研究関連記事
日本文学研究の関連記事をもっと見る >