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漢字点心
更新日:2018年7月3日 / 新聞掲載日:2018年6月29日(第3245号)

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水戸の徳川斉昭(なりあき)といい、薩摩の島津斉彬(なりあきら)といい、幕末の大名の名前では、「斉」の字が目立つ。その源をたどると、一一代将軍の家斉(いえなり)に行き着くらしい。だが、「斉」という漢字を、どうして「なり」と読むのか? 「一斉」「斉唱」のような「みんながそろって」という意味も、「ひとしい」「ととのえる」といった訓読みも、「なり」とはなかなか結びつかないように思われる。

長年のこの疑問が、先日、解けたように思われた。『説文解字(せつもんかいじ)』という字書によれば、「斉」は、「穀物の穂が出て、高さがそろった状態」を表すのだという。確かに古代文字を見ると、穂が出た穀物が三本、並んだ形をしている。とすれば、「斉」を「なり」と読むのは、「穀物の実が成る」ところからではないか?

これが正しいという保証はないが、名前の漢字の読み方は、こういうトンチめいたものが多いのである。
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