第2回 大宅壮一メモリアル 日本ノンフィクション大賞 贈呈式|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2018年6月29日 / 新聞掲載日:2018年6月29日(第3245号)

第2回 大宅壮一メモリアル 日本ノンフィクション大賞 贈呈式

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森功氏㊧と清武英利氏
6月13日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で、第2回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞の贈呈式が開催され、大賞の『悪だくみ 「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』(文藝春秋)の森功氏と、読者賞の『石つぶて 警視庁二課刑事の残したもの』(講談社)の清武英利氏にそれぞれ賞が贈られた。
受賞者挨拶で清武氏は「捜査二課の刑事は基本的に「胸を張るな」とよく言うそうです。汚職は、今きわめて挙がらなくなりました。年間一件も挙がらないというこんな時代があったでしょうか。腐敗は山のように思えるのに汚職は挙がらない。また一件挙げたところで、その裏には百件もの汚職があると彼らは言います。だからこそ二課の刑事は恥を知っている。私はその事実を刻み、二課刑事頑張れという気持ちでいます。私はこれから先も社会の隅にいるような「後列の人」を探し出して、強い人の餌付けに抵抗するような人を書き続けていきたいと思っています」と述べた。
森氏は「この業界も30年近くなりますが、ずっと雑誌ジャーナリズムというものを大事にしてきたつもりです。新聞やテレビでは書けないことをやるのが雑誌の醍醐味で、雑誌によって初めてノンフィクション作品が生まれてくると考えています。ところがこの10年ぐらいで雑誌の数も減り、どうも元気が無くなってきています。その中で文藝春秋や講談社、小学館、新潮社といったところは、なんとか踏ん張ってくれています。雑誌の衰退とともにノンフィクションの元気も無くなっているのは確かですが、それをなんとかもう少し盛り上げていきたいと考えながら書いています。これからは一社だけではなく、いろんな会社でみんなで盛り上げていく時代に入ってきたのだろうなと思います。『悪だくみ』に書いたように、新聞やテレビではあまりやらないけれども、結構ひどい危機的なものとなっている日本の状況をすくい上げていくのは、雑誌しかないような気がします。ノンフィクションのあり方について、今回大変大きな賞をいただいたことを励みに、これからも私自身肝に銘じて頑張っていこうと思います」と語った。
この記事の中でご紹介した本
悪だくみ 「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞/文藝春秋
悪だくみ 「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞
著 者:森 功
出版社:文藝春秋
以下のオンライン書店でご購入できます
石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの/講談社
石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの
著 者:清武 英利
出版社:講談社
以下のオンライン書店でご購入できます
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