ジュンク堂書店池袋本店六階特設会場 〈柄谷行人書店〉オープン!  六月二三日~約半年間|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2018年7月6日 / 新聞掲載日:2018年7月6日(第3246号)

ジュンク堂書店池袋本店六階特設会場 〈柄谷行人書店〉オープン! 
六月二三日~約半年間

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オープニングセレモニーでのテープカット
六月二三日、東京・池袋のジュンク堂書店池袋本店で、〈柄谷行人書店〉オープン記念イベントが開催された。同書店では、これまでも本に通じる著名人らに、選書や本の配置を依頼する〈作家書店〉を企画しており、柄谷行人氏に〈店長〉に就任してもらうことは、当初からの目標のひとつだったという。柄谷氏は二七代目の〈店長〉となる。
柄谷行人書店の選書約700点のリストはこちらから

https://honto.jp/cp/netstore/2018/karatani-kojin.html
六階のエスカレーター前のスペースにオープンした〈柄谷行人書店〉は、同氏の著作を中心に、文学、歴史、思想、その他のジャンルにわたって、柄谷氏がこれまで読んできた本や書評で取り上げた本が並べられている。オープンに先立ち、柄谷氏は次のように語り、テープカットが行われた。
「永遠に慣れないと思いますが、店長になりました。丁度二週間前、酒を飲んだ後に転倒し、顔面にすごい打撲を受けました。絶対に今日は出られないだろうと思っていましたが、奇跡的に治りました。結果として、禁酒することにしました。ある意味で、今日は禁酒祝い、それから出発の日です。新しい柄谷が生まれる日だと思っています」
〈書店〉開店後、柄谷氏は、事前に申し込んだお客さんらとともに、店内を歩きながら、ガイドツアーを行なった。若い頃に読んで影響を受けた本、また付き合いがあった先人たち、そして現在取り組んでいる仕事についてなど、一時間以上にわたって話をつづけた。3・11以来、脱原発デモに参加する柄谷氏のことを、「広場に出て、民衆に交じりながら議論するソクラテスのようだ」と評したのは、社会学者の大澤真幸氏だが、活発に対話する柄谷氏の姿は、さながら現代のソクラテスを思わせた。
<柄谷行人書店>出張版本棚会議柄谷店長による人文書ツアー@4Fフロアー
〈柄谷行人書店〉は、今後約半年間つづく予定である。また、丸善丸の内本店三階ミュージアムゾーンにおいても、八月六日(月)まで、〈出張版柄谷行人書店〉が開かれている。こちらは同氏の著作と『柄谷行人書評集』(読書人刊)で取り上げられた本を中心としたフェアとなる。
【柄谷行人書店・選書リストより抜粋】
◇フェルディナン・ド・ソシュール『一般言語学講義』(岩波書店)
◇難波紘二『誰がアレクサンドロスを殺したのか?』(岩波書店)
◇J・ダワー『敗北を抱きしめて上・下増補版』(岩波書店)
◇ミシェル・フーコー『言葉と物』(新潮社)
◇中井久夫『分裂病と人類新版』(東京大学出版会)
◇E・ホッファー『大衆運動復刻版』(紀伊國屋書店出版部)
◇浅田彰『構造と力記号論を超えて』(勁草書房)
◇ジャック・デリダ『根源の彼方にグラマトロジーについて上・下』(現代思潮新社)
◇K・バルト『教会と国家1~3』(新教出版社)
◇J・P・サルトル『嘔吐新訳』(人文書院)
◇ルートウィッヒ・ウィトゲンシュタイン『哲学探究』(大修館書店)
◇J・ブルクハルト『ブルクハルト文化史講演集』(筑摩書房)
◇T・ハント『エンゲルスマルクスに将軍と呼ばれた男』(筑摩書房)
◇マックス・ウェーバー『古代社会経済史古代農業事情』(東洋経済新報社)
◇T・カーライル『過去と現在OD版』(日本教文社)
◇E・ブロッホ『希望の原理1~6』(白水社)
◇カール・カウツキー『キリスト教の起源』(法政大学出版局)
◇G・ヴィーコ『新しい学1~3』(法政大学出版局)
◇G・ヴァッティモ『弱い思考』(法政大学出版局)
◇N・エリアス『エリアス回想録』『文明化の過程上・下改装版』(法政大学出版局)
◇R・ジラール『身代りの山羊新装版』(法政大学出版局)
◇M・サーリンズ『石器時代の経済学新装版』(法政大学出版局)
◇F・ジェイムソン『言語の牢獄新装版構造主義とロシア・フォルマリズム』(法政大学出版局)
◇N・フライ『批評の解剖新装版』(法政大学出版局)
◇ディドロ『哲学2』(法政大学出版局)
◇M・マクルーハン『グーテンベルクの銀河系活字人間の形成』(みすず書房)
◇クロード・レヴィ=ストロース『野生の思考』(みすず書房)
◇E・バーク『フランス革命の省察新装版』(みすず書房)
◇フランツ・ファノン『黒い皮膚・白い仮面』(みすず書房)
◇中井久夫『いじめの政治学』(みすず書房)
◇K・レヴィット『ウェーバーとマルクス』(未来社)
◇マンハイム『イデオロギーとユートピア』(未来社)
◇ゲオルク・ルカーチ『歴史と階級意識』(未来社)
◇ハワード・ジン『学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史上巻1492~1901年/下巻1901~2006年』(あすなろ書房)
◇B・ラトゥール『近代の〈物神事実〉崇拝について』(以文社)
◇アウグスティヌス『神の国上・下』(教文館)
◇クロード・レヴィ=ストロース『親族の基本構造』(青弓社)
◇上村忠男『グラムシ獄舎の思想』(青土社)
◇テレル・カーヴァー『マルクスとエンゲルスの知的関係』(世界書院)
◇W・ベンヤミン『複製技術時代の芸術』(晶文社)
◇I・ウォーラーステイン『近代世界システム』(名古屋大学出版会)
◇末木剛博『増補新版東洋の合理思想』(法蔵館)
◇E・トッド『家族システムの起源1ユーラシア上・下』(藤原書店)
◇晴佐久昌英『福音宣言』(オリエンス宗教研究所)
◇E・ブロッホ『マルクス論』(作品社)
◇E・ホッファー『エリック・ホッファー自伝構想された真実』(作品社)
◇田川建三『イエスという男第2版』(作品社)
◇ルイ・アルチュセール『アルチュセールのイデオロギー論』(三交社)
◇E・スウェーデンボルグ『スウェーデンボルグの霊界日記』(たま出版)
◇ジャン=フランソワ・リオタール『ポスト・モダンの条件』(水声社)
◇F・ブローデル『普及版環境の役割』『集団の運命と全体の動き1、2』『出来事、政治、人間1、2』(藤原書店)
◇I・ウォーラーステイン『入門世界システム分析』(藤原書店)
◇中井久夫『統合失調症は癒える』(ラグーナ出版)
◇B・アンダーソン『定本想像の共同体ナショナリズムの起源』(書籍工房早山)
◇大杉榮『自叙伝』(土曜社)
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