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本の国へようこそ
更新日:2018年7月10日 / 新聞掲載日:2018年7月6日(第3246号)

本の国へようこそ 第96回 お祭り

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「盆と正月」が並び称された時代とは、少し変わったかもしれません。でも、無宗教だといわれる日本人にとっても、今も盆や夏祭りは大切な行事です。まもなくきゅうりの馬に乗り、死者たちが帰ってきます。祭りの華やかさの裏には、祈り、鎮魂があるのだと改めて感じる四冊です。

えんにち

えんにち(五十嵐 豊子)福音館書店
えんにち
五十嵐 豊子
福音館書店
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もしも自分だったらと想像してほしい。
まだ明るい空の下、組み上がっていく屋台は綿あめ屋。
大きな盥に赤、黒、金の金魚や鯉。海ほうづき、うさぎにカラーひよこ、いか焼き。人が増えて、空が暮れて。
ラムネ、ヨーヨー、とうもろこしに、おめん屋台。文字のない丁寧な絵に、あの夏の夜が蘇ります。

五十嵐豊子作
32頁・900円福音館書店

雨をよぶ龍 4年にいちどの雨ごい行事

四年に一度、長さ三六m重さ三千㎏の龍が、三百人に担がれ町を練り歩く「脚折の雨ごい」。
この龍蛇を町の人が総出で、麦わらと竹から作るのです。
祭当日雷電池かんだちがいけに到達すると、龍神は泳ぎ出し天へと昇ります。
このド迫力の祭りは、雨の大切さも伝えます。

秋山とも子文・絵
40頁・1500円
童心社

絵で読む 子どもと祭り 月刊たくさんのふしぎ

滋賀県の長浜曳山祭では、男の子が山車の上で歌舞伎を演じ、川崎市のさくらもとプンムルノリは、各国にルーツを持つ子どもたちが朝鮮半島の踊りを披露。
福島県浪江町の安波祭は、東日本大震災の後も続いている。
子どもが活躍する祭りを九つ描く豊饒な絵本。

西村繁男作
40頁・667円
福音館書店

インドネシア バリの踊り子マン・アユ 世界のともだち25

ウブド村に住む十歳のマン・アユの一日は、二十ヶ所以上の神にチャナンを供えての祈りから始まる。そんなバリ島には毎週のように祭りがあり、マン・アユは神に捧げる舞を踊ります。神に祈ることは自然の恵みに感謝すること。決して特別なことではないのです。

石川梵写真・文
40頁・1800円
偕成社

銀座教文館
子どもの本のみせ ナルニア国
℡03―3563―0730
◎選書=ナルニア国・菅原幸子さん・川辺陽子さん
この記事の中でご紹介した本
えんにち/福音館書店
えんにち
著 者:五十嵐 豊子
出版社:福音館書店
以下のオンライン書店でご購入できます
雨をよぶ龍─4年にいちどの雨ごい行事/童心社
雨をよぶ龍─4年にいちどの雨ごい行事
著 者:秋山 とも子
出版社:童心社
以下のオンライン書店でご購入できます
絵で読む 子どもと祭り 月刊たくさんのふしぎ/福音館書店
絵で読む 子どもと祭り 月刊たくさんのふしぎ
著 者:西村 繁男
出版社:福音館書店
以下のオンライン書店でご購入できます
インドネシア  バリの踊り子マン・アユ/偕成社
インドネシア  バリの踊り子マン・アユ
著 者:石川 梵
出版社:偕成社
以下のオンライン書店でご購入できます
「インドネシア  バリの踊り子マン・アユ」出版社のホームページはこちら
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