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漢字点心
更新日:2018年7月24日 / 新聞掲載日:2018年7月20日(第3248号)

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今日は土用の丑の日。となれば、「鰻」を取り上げるのがよさそうだが、それではあまりにもベタだというわけで、探し出してきたのが、「鱺」である。

この漢字、音読みでは「レイ」と読む。「鰻鱺(マンレイ)」とは、ウナギのこと。つまり、「鰻鱺=ウナギ」で、「鰻=ウナギ」なのであれば、残る「鱺」もウナギでなくては、筋が通らない。というわけで、多くの漢和辞典では、「鱺」をウナギだと説明している。「魚へん」に「美麗」の「麗」と書くなんて、なんと立派な漢字であることか。その美味のほどが想像されよう。

土用の丑の日にウナギを食べる習慣は、江戸時代の才人、平賀源内の広告戦略に始まるのだとか。だとすれば、ウナギがどんどん貴重になり、ご家庭の食卓にはなかなか上りにくくなっているこのご時世、どこかのウナギ屋さんが、「鱺」の字を使って新たなイメージ戦略を展開する、なんてことがあっても、よさそうな気がする。
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