伊坂 幸太郎著 火星に住むつもりかい?   光文社文庫|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2018年8月6日 / 新聞掲載日:2018年8月3日(第3250号)

伊坂 幸太郎著 火星に住むつもりかい?  
光文社文庫

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タイトルから宇宙が舞台のSF小説を想像される方もいらっしゃるかと思いますが、違います。舞台は仙台。でも、こんな場所ならば、SFであったほうがよっぽどマシだと思わずにはいられない世界の物語なのです。

「安全地区」に指定された仙台を取り締まる「平和警察」。彼らの管理下、住人の監視と密告によって「危険人物」と認められた者はギロチンの刑に処されてしまう。そんな世界が嫌ならどうするか? 作中の人々は諦観や皮肉を込めてこう言います。「火星にでも住むしかない」と。

ですが、不条理をのさばらせておかないのが伊坂ワールド! 追いつめられた無辜の市民の前に、全身黒ずくめの人物が現れます。謎の黒い球体を駆使して平和警察らを瞬く間に撃退。窮地から見事に救い出します。この一風変わった「正義の味方」の正体とは!?

最後まで息つかせぬ展開や緻密な構成など、伊坂さんの“らしさ”と小説の多様な魅力が満載。新たなる代表作、胸を張ってオススメします! 解説は幅広い分野で活躍中のアーティスト、ぼくのりりっくのぼうよみさんにご寄稿いただきました。(既刊・七八〇円・光文社)
この記事の中でご紹介した本
火星に住むつもりかい?/光文社
火星に住むつもりかい?
著 者:伊坂 幸太郎
出版社:光文社
以下のオンライン書店でご購入できます
「火星に住むつもりかい?」出版社のホームページはこちら
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