相場 英雄著 ガラパゴス 上・下   小学館文庫|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2018年8月6日 / 新聞掲載日:2018年8月3日(第3250号)

相場 英雄著 ガラパゴス 上・下  
小学館文庫

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ガラパゴス 上(相場 英雄)小学館
ガラパゴス 上
相場 英雄
小学館
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聞こえるか。人間の壊れてゆく音が――。

警視庁捜査一課継続捜査担当の田川信一は、メモ魔の窓際刑事。鑑識課に異動したばかりである同期の木幡祐治に依頼され、身元不明相談室に所蔵されている死者のリストに目を通すうち、自殺として処理された案件を他殺と看破する。不明者リスト903の男の発見現場である都内竹の塚の団地を訪れた田川と木幡は、室内の浴槽と受け皿のわずかな隙間から『新城 も』『780816』と書かれたメモを発見する。田川と木幡の入念な聞き込みにより、不明者リスト903の男は沖縄県宮古島出身の派遣労働者・仲野定文と判明した。仲野は福岡の高専を優秀な成績で卒業しながら派遣労働者となり、日本中を転々としていた。田川は、犯人逮捕の手掛かりを得るため、仲野の遺骨とともに宮古島へ飛ぶ。さらに仲野が勤務していた三重県亀山市、岐阜県美濃加茂市を訪れた田川が現地で目にしたのは、国際競争に取り残され、島国で独自の進化を遂げる国内主要産業の憂うべく実態だった。仲野は三線の名手で、過酷な労働環境のなかでも常に明るく、ふさぎがちな仲間を励ましていたという。田川は仲野が殺害された背景に、行きすぎたコスト削減に走り非正規の人材を部品扱いする大企業と人材派遣会社の欺瞞があることに気づく。
ガラパゴス 下(相場 英雄)小学館
ガラパゴス 下
相場 英雄
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 これは、本当にフィクションなのか? 映像化もされた大ベストセラー『震える牛』ふたたび! 
日本の負の社会構造に斬り込む、危険きわまりない長編ミステリー!
(既刊・上巻六五〇円・下巻七三〇円・小学館)
この記事の中でご紹介した本
ガラパゴス 上/小学館
ガラパゴス 上
著 者:相場 英雄
出版社:小学館
以下のオンライン書店でご購入できます
ガラパゴス 下/小学館
ガラパゴス 下
著 者:相場 英雄
出版社:小学館
以下のオンライン書店でご購入できます
「ガラパゴス 下」出版社のホームページはこちら
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