『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』刊行記念 吉川浩満×國分功一郎対談「人間本性論と幸福のゆくえ」|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2018年8月10日 / 新聞掲載日:2018年8月10日(第3251号)

『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』刊行記念
吉川浩満×國分功一郎対談「人間本性論と幸福のゆくえ」

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8月30日(木)19時~21時、代官山蔦屋書店1号館2階 イベントスペース(東京都渋谷区猿楽町17―5/アクセス=東急東横線「代官山駅」より徒歩5分)、参加条件=代官山 蔦屋書店にて以下のいずれかを予約、購入の方((1)書籍『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』+イベント参加券のセット(3000円/税込)、(2)イベント参加券(1500円/税込)、先着70名)、主催=代官山蔦屋書店、共催・協力=河出書房新社

ロボット、人工知能、ナッジ、認知バイアス、利己的遺伝子――吉川浩満氏の新著『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』(河出書房新社)は、ポストヒューマン状況に生きる私たちに、「人間」ってなんだっけ? と問いかける。

カール・マルクスの断章をタイトルに借用したにはわけがある。もし人間から学ぶことができるサルがいたならば、そのサルは人間の犯した誤りを回避できるかもしれないからだ。コペルニクス、ダーウィン、フロイトによって三度自尊心を傷つけられた人類は、進化と認知にかんする諸科学によって、いま四度目の試練に直面している。主体性と合理性が切り崩された先にある「人間の定義」とはなにか。試練を乗り切るために、動員されなければならない知恵と知見とはなにか。

「自分の幸福への無関心」(ハンナ・アレント)こそ、現在の私たちを捉えて放さないものだ、と見る國分功一郎さんは、「哲学だけでも科学だけでもたどり着けない、人間の未来/未来の人間。読者はここに、新しい「人間本性論」の到来を予感する。」と本書に推薦の辞を寄せた。

また、注目される哲学者マルクス・ガブリエル氏との対談を振り返り、すでに民主主義や基本的人権といった擁護すべき(規範的な)価値があるのに、私たちはそれを共有できているだろうか、できていないとすればどうすればよいか、それを過度に哲学的にならずに考えよう、と呼びかけている。

現代世界における新たな人間本性とはなんであるか、どういうものとして人間を定義すべきなのか。哲学にとっても科学にとっても大きな課題であるが、今回のイベントでは、現在あらわになりつつある「資本主義と民主主義」の失調は、その機能不全に過ぎないのか、理念それ自体に限界が含まれるのか。「人間と幸福のゆくえ」を見通し、人間本性の更新を前提に、人間解放の条件をさぐる刺激的対談。

申し込み・問い合わせ先は代官山 蔦屋書店☎03・3770・2525(人文フロア)/オンラインストア
この記事の中でご紹介した本
人間の解剖はサルの解剖のための鍵である/河出書房新社
人間の解剖はサルの解剖のための鍵である
著 者:吉川 浩満
出版社:河出書房新社
以下のオンライン書店でご購入できます
「人間の解剖はサルの解剖のための鍵である」出版社のホームページはこちら
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